結婚式「テーブルマナーのお話」招く側も招かれる側も 担当件数二千件 元ホテルマンの本音

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おはようございます

ソムリエですがハイボールが大好きな

ししまいmkです

今回は披露宴と関わりの深い

大人の作法

「テーブルマナー」についてのレポート

食事の場は、人間関係を深め

印象を左右する重要なシーン

テーブルマナーの基本とは何か

大人としての振る舞いとは

それでは探っていきましょう

中世ヨーロッパ

豪華絢爛で優雅なイメージのフランス王宮

宮殿内では夜な夜な

晩餐会そして舞踏会

そんな気品に溢れ華やかな

王宮貴族のイメージですが

12世紀頃までヨーロッパにおいては

食事マナーという概念は存在しない

それまでの食事作法はというと

貴族達はテーブルに並んだ料理を

手掴みでむしり取り

そしてむさぼ

いらない骨などは

テーブルや床にポイ

汚れた手や口は

テーブルクロスで拭く

など

我々が想像する王宮貴族のイメージとは

かけ離れた食事事情だったらしい

13世紀に入り

やっと食事作法についての決まりが出てくる

 食事中 鼻を鳴らさない

 食事中 に唾を吐かない

 咳を料理に飛ばさない

小学生かっ!

ルールが決まってきたとはいえまだまだ

下品

15世紀に入り

イタリア名家の娘

フランス王家に嫁いだ時

一緒にイタリアから連れてきた料理人

王宮での食事作法の野蛮さを目の当たりにし

発狂

そこでナイフやフォークの使い方や

作法などを示した

「食事作法50則」をまとめる

これが

世界初テーブルマナー専門書

と言われています

銀食器

中世ヨーロッパ 王宮での食事の際は

ほとんどが銀食器を使用していました

理由としては

豪華さや富の象徴などもありましたが

一番の理由は毒殺防止

当時の王室では

王位継承がらみの毒殺が頻発しており

中でも無味無臭のヒ素が多用されていました

それを事前に防ぐため

ヒ素と反応し黒変すると信じられていた

銀食器が主流となり

時代が移った今でもその伝統を受け継ぎ

高級食器として使用されています

食事中のマナー(コース料理)

テーブルマナーを意識する機会は

いつどこでしょうか

ハイグレードのフレンチレストラン

ソムリエなんかが出てきて

お客様
ワインはいかがなさいますか

なんてなるとチョット緊張しますよね

(一応私もソムリエなんですが)

ですが普通の一般人で2万も3万もする

店に度々行く機会は中々ありません

ですが結婚式ならどうでしょう

友人などの結婚式に

招待される事もあるのでは

ほとんどの披露宴での料理は

フレンチもしくはイタリアンのコース

出席した際、食事作法が恥ずかしくない様に

これは自分達が結婚式を挙げた際

招いた側も関わるマナーでありますので

最低限の作法は覚えておきましょう

ナプキンは膝の上で

まず席に座り食事に入る前に

ナプキンを半分に折り膝の上にかけましょう

たまに親戚のおっちゃんにいるのですが

ナプキンの角をシャツの喉元にはさみ

赤ちゃんの前掛け状態の方がいます

やめましょう・・

ナイフやフォークは端から

フレンチなどのコース料理は

オードブルから始まり

順々に一皿ずつ提供されます

その時テーブルセッティングにて

カトラリー(ナイフやフォーク)が

ズラリと並んでいる場合は

基本的には料理に合わせ端から使用します

こんな感じ↓

食事の最中と食べ終わり

何かの事情で食事中に少し席を立つ場合や

その料理を食べ終わった時に

ナイフやフォークの置き方で

最中か食べ終わりかを示すサインがあります↓

スープ

スープの器は

会場により色々な器で提供されますが

飲む際の注意点は

カチャカチャ音を立てない

残り僅かになっても器ごと飲まない

最後は少し器を奥に傾けて

スプーンですくいましょう

ナイフやフォーク

通常右手でナイフ左手でフォークを持ち

少しずづ切りながら口に運びますが

切った際に抑えていたフォークで食べる

切ってから右手にフォークを持ち換え
改めて食材を刺して食べる

この2パターンがあり

アメリカンスタイルや

ヨーロッパスタイルと呼ばれますが

これに関しては

どっちでもいい!

どちらにせよ上品に食べましょう

パンを直接かじらない

パンは直接口にせず

一口ずつ手でちぎり食べましょう

間違っても

両手に持ってワンパクに食べないように

落ちた物は自分で拾わない

もしナイフやフォーク・ナプキンなどを

床に落としてしまっても自分で拾わず

近くのウエイターを呼びましょう

なにか偉そうな感じもしますが

衛星的観点から

自分の手を汚さないというマナーがあります

ウエイターも心得ていますのでお気になさらず

お拾い致します

飲み過ぎない

披露宴にはシャンパンやワインなど

沢山のアルコールが用意されています

お祝い気分上々になりますが

くれぐれも飲み過ぎて

ベロベロにならないように

スタイル

近年では王道のフレンチの他にも

色々なスタイルの料理を提供する

式場も増えてまいりました

スタイルとしてコース料理であっても

同じナイフ・フォークや箸を

コース終わりまで使用する

セッティングもあります↓

このようなカトラリーセットの時は

一つの料理を食べ終わっても

ナイフやフォークを

お皿の上に置かずに

この箸置きの様な物(カトラリーレスト)

の上に戻しましょう




これまではフランスから広まった西洋式の

テーブルマナーをお伝えしてきましたが

世界を見てみると国によって

食事のマナーは様々です

どんな違いがあるのか見てみましょう

日本・Japan

日本では通常お箸を使用

また箸で食材を刺したり箸で食器を寄せたり

箸を咥えたりするのはNG

茶碗や椀などは左手で持たないと

行儀が悪いとされます

蕎麦やうどん、ラーメンは

ズルズルと音を立てて食べてもOKですが

口の中でくちゃくちゃ

音を立て咀嚼するのはNG

中国China

中国も食事は基本お箸

食べ終わりには

料理を少し残すのが良いとされます

(美味しくて満腹でもう食べれません)

の証だそうな

また昔では食事に招かれた際は

わざと着ている服を少し汚して

訪問したらしい

(前の食事が美味しすぎて)

(こんなに服が汚れました)

のアピールだそうな

韓国・Korea

お隣の韓国はというと

茶碗や椀は逆に持ち上げるのはマナー違反

食事の際にはよくスプーンを多用します

またくちゃくちゃという咀嚼音は

美味しく食べているという

表現で良しとされます

インド・India

インドでは右手を使って

直接手で食べるスタイルが主流

左手は不浄とされ使用しません

また人の皿から

シェアして食べるのもNGされます

欧米・Europe and America

欧米はフォーク・ナイフの文化

パスタやスープなどは

音を立てずに食べるのがマナー

ゲップは特にNG

いかがでしょうか食文化というのは

その国の歴史や文化・国民性などを

色濃く反映しています

いくら日本で

茶碗を持つのが礼儀とされていても

韓国に行って食事に招かれた際には

茶碗は持たずに食べましょう

その国のマナーに合わせるのも

またマナーという事ですね

今回のテーマ「テーブルマナー」

それは大人として恥ずかしくない振る舞い

皆さんも食事にご招待された際には

少し気にかけてみてはいかがですか

私は以前のホテル勤務時代に

テーブルマナーの講師として

数回講座をさせて頂きました

一応お仕事ですので

ナイフ・フォークの細かい使い方や

作法をレクチャーするのですが

最後にいつもまとめとして

お伝えしていた言葉を記して

今回は結びと致します

テーブルマナーには

細かい作法がありますが

ナイフやフォークなどの使い方を

過度に気にし過ぎると

せっかくの

美味しいお料理の味もわかりませんし

会話もスムーズに進まなくなります

テーブルマナーにおいて

もちろん

ナイフやフォークの作法も大事ですが

それよりも

最も大切な事 最も伝えたい事

それは

相手や

周りの人に気をつかわせたり

不快にさせない事

それが本当の意味でのマナーであり

そしてそのマナーは

あなたがどれだけ注意深く

思いやりのある人間であるかを表すもの

この本質を忘れずに

食事というコミュニケーションを楽しみ

良い人間関係を構築して下さい

お待ちしております。

お付き合い有難うございました

~ししまいmk~

\ ワンランク上のオシャレ部屋 /




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ししまいmk

      関西在住
   大人男子ホテル勤務25年
    →Taxiドライバー★
   妻と娘4人の6人家族
   ホテルという業種を離れ
     家族の大切さ
    そして愛おしさを
      あらためて
    感じる日々である
     ではごゆるりと

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