おはようございます
元結婚式チーフディレクターの ししまいmkです
さて皆様
2023年12月1日 JR渋谷駅前に設置された
大型看板広告をご存じでしょうか
それがこちら↓
これはリクルートを親会社として持つ
結婚情報サービス「ゼクシィ」が
創刊30周年を記念して打ち出した看板です
結婚式を考え始めたらまずはココから
性の多様性 グローバリゼーション
「ゼクシィ」と言えば
常に日本のブライダル事業を牽引してきた
国内最大手の結婚情報サービスであります
今回のこの看板が巷では話題になっている
なぜ話題になっているかと言うと
看板に登場する8組のカップルの内
「レズビアン」
「ゲイ」
「事実婚」
のカップルを組み込んだ事で
話題になっています
そしてこの看板のキャッチコピーは
「あなたが幸せなら、それでいい。」
過去にもかなり攻めた看板やキャッチコピーで
ブライダルシーンを
リードしてきたゼクシィですが
今回はさらに一歩踏み込み
「多様な結婚スタイル」というものに
一石を投じた企業戦略です
そしてこの「多様性」をアピールした
ゼクシィに対して世間では
賛否両論の意見が出ています
まぁゼクシィにしては
想定内であるとは思いますが・・
それではどんな意見があるか抜粋して見てみよう
素敵なキャッチコピーですね
色んな愛の形が有るのはいい事だと思います
同性カップルは否定はしないが
あえて全面に打ち出す必要は無いと思う
お互いを大切にし合えるなら
自分の娘の相手が異性でも同性でも良いと思っています
ブライダル業界は新たな得意先を
開拓しなければならないということだ
この動きにいいと思っている人は
自分に影響のない範囲でやっている分にはいいと思っている
今の若い人は大変だ
過ぎた自由が不自由になると理解出来ない人が多すぎる
性的嗜好なので他人からは何も言えませんが
これが「普通」「常識」と押しつけられるのは嫌
大手が同性カップルを起用するだけで
話題になってしまう時点で日本はまだまだ未熟という事だ
同性婚を認めないという考え方を
認めるのも多様性です
世の中には同性愛に理解を示す人もいれば嫌な人もいる
一方的にマイノリティを押し付けるのは間違い
私は特に気にしない
同性カップルが隣に引っ越してきても
コメントを見てると色々前書きはあれど
LGBTQに対してストレスを感じている人が多い事が良くわかる
同性カップルでもいいんですけど
流れが急すぎて威圧的に思えてしまう
これはYahoo!コメント(1661件)の中から
主な物を抜粋した訳ですが
ざっと見た感じ6割程が
同性カップルや同性婚に対して
否定的もしくは良くない印象を持っているよう
結構多いのね
そうですね
だが気を付けて欲しい
大手のアンケートやメディア情報などは
少なからず情報操作が入っているもの
個人的な感想を言いますと
自分達の親の時代ならまだしも
今の世の中で同性カップルに否定的な人が
本当に6割もいるのだろうか?
私の周りの意見を聞いても
否定的な声はかなり少ない
その周りの意見の感じだと
意欲的に「同性愛を認めよう!」とかでは無く
「個人の嗜好や心の問題だから」
または
「他者がとやかく言う問題では無い」
という意見が圧倒的に多いのです
みなさんはどう思われましたでしょうか
世界における同性婚って
では世界における
同性婚の流れはどうなっているのでしょうか
1989年デンマークにて
結婚者とほとんど同じ権利が認められる法律
「登録制パートナーシップ法」
が世界初として作られ
同性同士の関係が
法律上の保障対象になりました
そして世界で初めて「同性婚」を法で認めたのは
2001年オランダであります
現在では(2023年)
欧米やオセアニアなど35の国と地域で
同性婚が法的に認められています
では我々が住むこの日本は・・
入っていないね
日本はどうなの?
次は現在の日本(2023年)について見ていこう
先進国であり
GDP(国内総生産)においても世界で上位に位置し
国としても成熟度の高いこの日本における
同性婚は
出来ません!
今の日本の法律では
同性婚は認められていません
(2023年現在)
ただ日本政府によると
「同性婚は憲法違反では無い」
という認識 けれども
「成立を認める事は想定されていない」
というよくわからんスタンスであります
LGBT理解増進法
性的マイノリティに対する理解を深める為に
2023年6月16日に国会で成立したこの法案
いったいどんな内容であるか
ごく砕いて説明すると
性の多様性に寛容な社会を作ろうね
性的マイノリティにかかわらず
みんな人権があるんだよ
差別はやめようね
企業さんや教育機関さん配慮お願いね
ざっくりいうとこんな内容
感想としては
日本がグローバリズムの波に乗り遅れない様
性の多様性への理解を
アピールしたいのでしょうが
完全に少数派を特別な目で見ているのがバレる
大多数側目線の法律
そもそもこの様な法律を作るぐらいなら
なぜ法律で同性婚を認めないのでしょうか
「日本は性的マイノリティに対して」
「こんなにも理解があるよ」
とアピールはするけれど
「同性婚」は認めない
なんともおかしな国だね
私もそう感じます
今更聞けないLGBTとは
ここでLGBTの説明を簡単にしておきます
今はLGBTQともいいますね
L (レズビアン)
性的嗜好における女性同性愛者
G (ゲイ)
性的嗜好における男性同性愛者
B (バイセクシャル)
性的嗜好における両性愛者
T (トランスジェンダー)
身体的性別と自分が思う性自任が異なる者
Q (クイア・クエスチョン)
性の枠に属さない者、分からない者
これらLGBTQ以外にも
Xジェンダー
自身の性を男女に限定しない人
Aロマンティック
他者に恋愛的興味を抱かない人
Aセクシャル
他者に性的興味を抱かない人
などもあります
また
アーティストの宇多田ヒカルさんが
自身をノンバイナリーと
告白した事で話題になりました
ノンバイナリージェンダー
これは自分の性が
男性・女性どちらにも当てはまらない
また当てはめたくないという考え
色々あるのね💦
多いわ!
ダイバーシティが過ぎる!
もうちょっとオジサンの私には
ついて行けなくなりそうですが
それだけ人間というものは多様という事かな?
同性カップルの結婚式
日本ではまだ
同性の婚姻が法律では受理されません
では同性同士は結婚式できないの
いや 出来ます
そもそも結婚式や挙式とは
法律など関係なく
二人が神の前で
夫婦の誓いを立てる儀式
これはジェンダーに関わらず
お婆さんと青年であろうが
羊とラッコであろうが
二人が誓いを立てれば結婚成立なのです
それにあの大手ゼクシィが
後押ししているぐらいですから
今はどこの挙式会場も今は普通に受け入れ
相談等にも乗ってくれます
挙式の後のパーティーなどは
する・しないも含めお二人でご相談下さい
また国が認める夫婦とは
婚姻届(紙)だけの問題で
法律上認められていないからこそ
お二人で挙式をして誓い合う事が
とても大切な事なのかもしれません
同性婚のデメリット
何度も出てきましたが
今の日本では法律上同性による婚姻は
認められていません
なので実際は
同性同士の事実婚という事になります
この事実婚が法律上認められた夫婦と比べ
どのようなデメリットがあるのかも
紹介しておきましょう
〈同性同士の事実婚デメリット〉
遺産等の相続ができない
養子を受け入れても親権は一人だけ
相手の病気の医療説明を医師から受けれない
相手の病気の医療行為の同意が出来ない
これらは同性カップルを法律上家族ではなく
他人としているからですね
これらの課題をクリアするにはやはり
法の改正が必要不可欠なようです
性の多様性 賛成とか反対とかでは無い
さて今回は結婚式も含め
色々な性のあり方についてのレポートでした
様々なご意見や考え方も有るとは思いますが
実際に一定数の性的マイノリティの方が
いるのは紛れもない事実
とあるデータでは人口の約9%が
なんらかのLGBTQとされます
これは人権差別により
数が減る訳では無いし
世間が認めようが
数が増える訳ではないのです
そしてこの問題に対し
否定的な人も一定数いるでしょう
ですが他者の生き方の自由を
否定できるものなのでしょうか
これは人の心の問題であり
生き方の問題
問題という言葉を使うのも
ある意味問題なのですが
そして性的マイノリティの方たちは
きっとこう言いたいはず
「あなたに迷惑かけましたか!」
おそらく大多数の
性的マイノリティの方達は
少数派の特権が欲しい訳では無く
シンプルに
平等が欲しいだけだと思います
そうだね
そして日本においてこういう問題に対し
一番頭の固い老人たちが集まる所
そうそれは
「日本の国会」
「LGBT理解増進法」の様な
うわべだけのアピール法
自分達は理解出来ないが
企業や教育機関、世間などに
「性的マイノリティにもっと理解を」と
他者に押し付けるあなた達が一番
この問題を
阻害している様にしか思えない・・
同性婚を認めたら何か害が有るの?
ですよね
なんの弊害も影響も無いと思いますが
私も何でなのかよく解りません
もしかしたらこういう理由かも
「同性愛者が増えるだろ!」
・・増えません・・
顕在化するだけです
「出生率が下がるだろ!」
・・下がりません・・
別次元の問題です
問題と感想
性の多様性が進む現代
トラブルや問題が時折話題になります
女子スポーツ界においては
トランスジェンダーの女性(生物学的男性)
が生物学的女性よりも
身体的能力において有利である問題や
公衆浴場や公衆トイレの問題などである
これらには色んな意見があり
セクシャルマイノリティーの方達とも
議論が絶えないが
みんなで営む社会生活において
一定のルールは必ず必要であろう
そしてそのルールを破ればそれはもはや
「自由」などでは無く
ただの「自分勝手」になってしまう
そしてそれらのルールは
全て一括りにしたルールでは無く
個々の問題ごとの
取り決めが妥当であると考える
スポーツ界においては
個々のスポーツ競技団体でのルール
公衆浴場などは
公衆浴場法という法律にのっとり
その中での取り決めや
トイレなどでは各地方・地域の条例にて
使用方法など
ルールを改めて決めるべきである
そしてLGBTQであろうが
なかろうが悪い奴らはいる
この様な問題の1番恐ろしいのは
例えば一人のトランスジェンダーが
犯罪を犯した時
その他全ての性的マイノリティの方々が
「悪である」となる現象だ
これは人類誕生から繰り返される
悪しき風習であり
多数派が正義であると勘違いした
ただの人種弾圧・差別であるという事を
我々は忘れてはいけない。
お付き合い有難うございました
~ししまいmk~
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