こんにちは ししまいmkです
只今この記事を書いているのは
3月上旬
春です 春がやって来ましたよー
💗春でございますー
新じゃが・春キャベツ・新玉ねぎ・山菜!
やっぱり日本は素晴らしいのである!
viva Japan
さて今回は
「世界の偉人から学ぶシリーズ」
ご紹介するのはアメリカの自称哲学者
ロバート・フルガムの著書
人生の必要な知恵は
すべて幼稚園の砂場で学んだ
でございます
心に沁み込むとても素晴らしい作品
それではご案内
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ: 決定版 (河出文庫) 文庫
ロバート・フルガム
「ロバート・フルガム」
- 1937年アメリカ・テキサス州生まれ
- ワシントン州 シアトル近郊の町にて 22年間 牧師の傍ら スクールにて美術や哲学の先生職も務める
この著書はロバート・フルガムが
小学校の卒業式の壇上にて
生徒に送ったメッセージを発端とし
口伝えで広がっていった事が話題となり
この本(エッセイ集)の出版へとつながっていった
1988年にアメリカにて原本が発行となり
のちに世界中で翻訳され
103か国で累計700万部のヒット
2004年のベストセラーにも輝く
フルガムはこの本を通して人々に
人間どう生きるか人生とどう向き合うか
という人としての本質を投げかけた作品
それではどの様な内容か見ていきましょう
何でもみんなで分け合うこと
「何でもみんなで分け合うこと」
から始まるこの本の内容は(一部抜粋)
何でもみんなで分け合うこと
ズルをしないこと
人の物を取らないこと
人をぶたないこと
使った物は元の場所に戻すこと
散らかしたら自分で片づけること
誰かを傷つけたらごめんなさいを言うこと
外に出る時は危ないのでしっかり手を繋いで離ればなれにならない様にすること
ん~じつにシンプル
そして子供の頃
自分も何処かで誰かに教わった気がします
これは人としての当たり前の事を
ごくストレートに伝えており
大人になった自分と照らし合わせ
ハッとすると共に
とても心に心地よい文章である
当たり前の事を
当たり前に人々へ伝えるのはとても難しい
特に大人になればなるほど
色々な人生の錆びみたいなものが
身体と心を覆い
人として当たり前でシンプルな事を
忘れがちになりますね
また彼はこうも言っている
人間どう生きるか
どのように振る舞い
どんな気持ちで日々を送ればいいか
本当に知っていなくてはならない事を
私は全部残らず幼稚園の砂場で学んだ
ロバート フルガム
皆もう既に学んでいるのね
彼は幼稚園の小さな砂場を
「人が幸福に生きるという世界の縮図」
として表している
ただその子供達の砂場というのは
大人社会には無い根本的な条件がある
それは
身分・男女・人種等の区別や差別がなない 金銭的な優劣がない
人は大人になるにしたがい
自分の保身
他者との優劣
金銭的な優位
など平等とは程遠い世界に染まっていく
それによりせっかく幼き頃砂場で学んだ
生きる上で本当に大切な事を
忘れていってしまうのだろう
だがそれは人が人である限り
仕方ない事なのかもしれない
悲しい事だがそれが
人間の本質であるという事だ
人の本質とは
では何故フルガムのメッセージは
こんなにも人々の心に響いたのでしょうか
それは人間の本質が一つでは無いという事
他者との優劣をつけたがるのも
物欲に溺れるのも
戦争を起こすのも人間の本質だが
また他者をいたわるのも
平等を求めるのも
平和の望むのも
人を愛するのも
間違いなく人間の本質である
そんな幾つもの本質を持つ
数十億の人間が集まり
成り立つこの世界は
常に危ういバランスを保って
歴史を紡いできたのであろう
そして彼のメッセージが
世界中の多くの人に響いた事自体が
「平和や平等を望む心の本質」を
誰しも持っている証明なのでは
また幼稚園の砂場にて子供達に
平等やいたわりを教えるという事は
大人達自身がその「心」を信じたいと思う
願いの表れなのかもしれません
ロバート・フルガムの願い
最後に
私がこの本の中で好きな箇所があります
人生の知恵は
大学院という山のてっぺんにあるのではなく
日曜学校の砂場に埋まっていたのである
ロバート フルガム
この世界を見渡せば
あちこちで相変わらず
戦争・紛争・人権弾圧・領土争い・資源争い
などが絶えず 何度も繰り返されます
いくらテクノロジーが発達しようと
A Iが正確な答えを導こうと
宇宙にロケットが飛ぶこの時代でも
結局やっている事は大昔と同じ
その行きつく果ての未来には
幸せなどありえない事が
当事者達にはわからないのだろうか
人類の歴史を見ても常に愚かな繰り返し
何故学ばないのか 本当に不思議である
その内 地球に嫌われちゃうかもね
世界各国のお偉いさん方が
この本を手に取り
何かに気付き
そして人間の根本的な生き方を
少しでも思いだしてくれれば
奪い合い いがみ続けるこの世界から
争いが
そして人々の涙が
多少なりとも減るかもしれない・・
そう願うばかりである
終わりに
さて今回はロバート・フルガムの著書
人生に必要な知恵は
すべて幼稚園の砂場で学んだ
をご紹介いたしました
人生とは出会いである
この著書との出会いは
私が調べものをしている最中に
偶然この著書のタイトルを目にしました
その明瞭かつシンプルなワードに
衝撃
ぐりぐりっと
惹きつけられたのを覚えています
普通なら文章に組み込み
最後の締めとして使う様なこの文言を
誰もが目にするタイトルにしたのが
大ヒットの最も大きな要因でしょうね
タイトルだけで
本を読み終えた様な感覚になるのが
不思議よね
それでは皆様も素敵な出会いが有らんことを
お祈りし今回は結びと致します。
お付き合い有難うございました
~ししまいmk~
\ 知る事は財産である /
気がついた時には、火のついたベッドに寝ていた (集英社文庫)
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