皆さんこんにちは
コンプライアンスとハラスメントが
1ミリも無い時代に産まれた
ししまいmkです
さて現在は2025年 一月
春になると高3の長女と
中三の次女がそれぞれ卒業となります
長女の方は相変わらず
プラプラと
ふらふらとしてまして
取りあえずは頑張って生きて下さい
みたいな感じなのですが
今回は
次女K子の高校進学のお話
父親としては涙と嗚咽こらえながら
今この記事を書いている状態
それは何故か!
少しお付き合い下さい
次女K子

以前次女特集として
真ん中っ子であるK子の性格などを
ご紹介いたしましたが
あらためて簡単に説明いたしますと
K子とは
幼い頃から頭も良く 運動神経抜群
物づくりが好きで
スイーツ作りもこよなく愛す
明るく元気な少女でしたが
やはり変わり者の真ん中っ子
真ん中っ子であるママの血を
色濃く受け継いだ
真ん中っ子中の真ん中っ子
いわば変態真ん中っ子の
サラブレッドである
そんな愛すべきK子・・
予兆

翌年に進学を控えた2024年10月
ママとK子が何やらひそひそしている
聞いてみると
来週徳島県に二人で行くみたい
ちなみに私達家族が住むのは
大阪府である
「何しに行くの?」
と私
「K子が行きたい高校があるから」
「見に行ってくるの」
ん!
「徳島の高校に行くの?」
「大阪の高校じゃないの?」
「なんで?」
鼓動が早くなり始めた私
「自然に囲まれているから」
「ねぇK子」
とママ
「そう凄く自然がいっぱいなの」
とK子
何ですか!その理由は!
「でねそこは物づくりとか
経営とかを専門とした講師を集めて
有名になり
全国から生徒が来ているのよ
〇〇高専 知らない?5年制の」
5年!
徳島県 5年!
なんだか複雑な心境である
そんな10月
経過観察

そこからK子の猛勉強が始まるが
中学1・2年の間余裕をぶっこいで
あまり勉強をしてこなかったツケが
重くのしかかる
さらにその高校は偏差値も高く
学力以外でも
「物づくり」のテーマを自分で決めて
その論文及び
プレゼンテーションの動画提出
又いかにこの子が物づくりに対し
情熱を持ち取り組んでいるかを示す
2名の推薦状が必要など
かなり先進的な高等専門学校
初めての受験
手探りで奮闘する日々の中
普通の高校受験では体験できない
課題をママと二人三脚で頑張り
度々片道3時間半をかけ
オープンキャンパスなどに行き
そしてついに
オンラインでの受験日を迎える
結果と本音
まずは結果を言います
落ちました
やはり短期間では
ゴリゴリの理系高専には
太刀打ちできなかったみたいです
その時の私の気持ちはというと
「よく頑張りました」
という気持ちと
「ホッとした」
というのが正直な気持ち
一方
不合格後のK子の様子はというと
ケロっとしています
やるだけやったという感情と
苦しい勉強の日々から解放もあり
「しゃーない」と言っており
ここが彼女の素晴らしい所
夫婦の違い
今回地方の高校を受けるにあたり
ママは大賛成
なによりK子という人間の
好奇心や探求心を尊重しており
またママ本人も学生時代
1年間のニュージーランド留学経験もあり
感受性豊かな年代で
外の世界を経験する事に対し
全面的に肯定派である
一方 私は
少し慎重である
K子はまだ15歳
地方というイメージだけで
高校を決める事に
一抹の不安を感じる
親として
子供の意見や希望は大事にしたい
だがしかし
同時にデメリットもしっかり
説明するのが親の責任であるとも考える
だがママとK子のイケイケコンビに
入る余地はなさそうだ・・
その後
徳島受験不合格の後
正直私は
さぁー大阪の高校へ
さぁー さぁー
(わたしは小さな人間です・・)
と願っていましたが
「こんど島根の高校を見てくる」
「長野なんかよさそう」
引き続きこんな感じ・・
ダメだ
地方の呪縛はまだ続いているみたい
そんなこんなで年が明け
2025年の始まり
K子はというと
少し高校選びに行き詰っているよう
テンションも低い
そんな中
「ここも良さげなんだけどな~」
とK子
「どれどれ」と私
「これこれ」と携帯を見せるK子
いや~
あの~
TikTok かぁ~い
TikTokのショート動画で
とある高校の紹介
不安だ 不安すぎる
そんな年明け
衝撃

年が明けて
正月気分も落ち着き始めたころ
リビングに置いてある書類が
チラリと目に入った
その書類にはこう書いてある
「北海道私立高校~」
いや~さすがに無い無い
ここ大阪だぜ
恐る恐るママに聞いてみる
「私もさすがに」
「北海道は無いと思ったんだけど」
「だけどなに💢」
「本人ががぜん乗り気みたい」
「嘘だろ」
「ほんと・・」
まて まて まて まて
いやいや遠すぎるだろ!
飛行機で2時間
ないない
海外じゃないか!
無理です ダメです
「もう願書だしたよ」
とママ
殴りたい グーで
そこへK子が帰って来た
そしてK子に尋ねる
「ホントに北海道の高校受けるの?」
「うん」
「わかっているのか!」
「何かあってもパパとママは」
「助けてあげられないんだぞ!」
「わかっているってば」
じわりと汗がにじむ
「私立を受けるんだよな」
「いや公立も」
はい 終了!
マジか・・
徳島が近く感じる
そしてなんだか頭がクラクラする
その横で
にこやかなママと
携帯をいじるK子
何なんだこの私との温度差は!
しっているのか君達は!
北海道というのは
ニッポンという国において
一番 北なんだぞー!!
父の思い

長女というのは第一子という事もあり
親からは細やかな愛情を受けて育つ
末っ子は子育てに余裕のできた親から
柔らかい愛情を注がれる
一方次女は
そんな上と下に挟まれ
家庭の空気を敏感に感じながら育つ
もちろん親の愛情は姉妹全員に平等だが
次女は要領がよく
手がかからないからこそ
口にこそ出さないが
親の愛情を欲する傾向がある
K子も同様であり
それに気づいた私は
いつも一番にK子の事を気にかけ
愛情を注いできたつもりだ
そんなK子が15歳で家を出るなんて
私は耐えられない!
寂しいのである
小田和正が歌うCMソングが
頭の中でリピートする
時をこーえてー♪
君を愛せるか♪
本当に君を守れるか♪
空をみ~て♪
考えてた♪
君の為に今何ができるか♪
わーすれーないで♪
どんな時も・・・・・♪
~確かな事~小田和正
結び

北海道にて私立も公立も受ける・・
あ~そうかい
もう確定じゃないか!
溢れる涙と悲しみが
波の様に押し寄せては引きを繰りかえす
それと同時に
不安もある
それは志望動機
例えば野球の強豪校に行きたい
青森へ
わかる
専門分野をその高校で深く学びたい
地方へ
わかる
だが!
「地方へ行きたい」
のみの理由・・
ん~
ホントにそれで大丈夫なのか!
理由が軽すぎやしないか
せめてもう少し車をとばして駆けつけれる
地方でもよかったんじゃないか!
3年だぞ3年!
寮だぞ!寮
だめだ
ゲリラ豪雨の様に不安の雨が降り注ぐ
だが君が決めた自分の人生
健やかに素敵な高校生活を祈るしかない
愛するK子よ
最後に父としてパパとして
この言葉を君に送る
どうか受け取ってくれ!
パパは
パパは
い や だ !
お付き合い有難うございました
~ししまいmk~
